合格者

第3期4月期生

時事通信社記者職に内定

  • K・Uさん
  • 関西学院大学法学部4年

合格したいまの気持ちをお聞かせください

最初からマスコミ1本に絞っていましたが、最終面接まで進みながら不合格が続き、面接がトラウマのようになった時期もありました。いまは念願の記者になることができ、その実感をかみしめているところです。ほんとうにうれしい。

マスコミ受験の戦績は?

朝日新聞、読売新聞、京都新聞は最終面接、神戸新聞、NHKは3次面接まで進むことができましたが、いずれも不合格。面接会場の雰囲気にのまれ、自分の良さがうまく出せなかったのが敗因だと思います。 そして、ほぼ新聞社の敗戦が確定したころ、時事通信社を受験しました。新聞社が第一志望だったため、自社媒体を持たず各紙に記事を配信する通信社の仕事については企業研究が十分にできておらず、正直、自信はまったくありませんでした。実際、面接では「存じ上げません」を3回も連発してしまい、絶対ダメだと思っていたのですが。 そんな自分がなぜ合格できたのか。後がない状況のなか、開き直って面接に臨んだのが逆によかったのかなと思っています。

なぜ今西塾を受講したのですか

じつは今西塾長が産経新聞記者時代に記事を連載し、書籍化されている『人権考』に興味を持ち、実際に図書館まで足を運んで読んだことが一番のきっかけです。私自身、あまり知らなかった被差別部落問題を卒論のテーマに選んでいたので、この本の内容に大いに触発されました。

実際に受講していかがでしたか

論作文は一人ではなかなか対応できませんが、今西塾では毎回90分という時間制限のなか、与えられたテーマについて書き切ることが求められます。テーマに合った題材の選び方や構成のポイントをつかむ訓練にもなり、論作文の力を飛躍的に高めることができました。模擬面接ではプレゼンテーション形式で自己紹介をしたり、時事問題をテーマに討議したりする練習がとても役立ちました。 こうした実践力が身についたのはもちろんですが、長い就職活動期間のなかで「絶対に記者になるんだ」という自分の熱意を最後まで持ち続けることができたのがよかった。正直、今西塾に通っていなければ、ここまで来ることはできなかったと思います。

第一線で活躍する新聞記者による特別講義はいかがでしたか

今西塾長と同じ産経新聞の記者を長く務めた平田篤州さんの特別講義が印象に残っています。なかでも「これからは社会福祉士の資格を持った記者が出てくるべきであり、そういう記者が必要とされる」というお話は、自分が考える記者像とも重なり、大きな説得力を感じました。また、同じく産経新聞記者OBで現在はノンフィクション作家として活躍されている城島充さんの記者時代の取材現場のお話を聞くことができ、記者を目指す自分自身のモチベーションアップにもつながりました。

どんな記者になりたいですか

最初は新聞社志望でしたが、いまは通信社の仕事に大きな魅力を感じています。つねに感性を磨きながら、自分の思いがぶれない記事を書いていきたいです。また、海外取材にも挑戦できればと考えています。

最後にマスコミを目指すひとへのメッセージを

いきなり試験の本番だと目の前に大きな壁が立ちふさがったとき、面食らってしまいます。今西塾の3カ月間はそのための大切な助走期間。この蓄積が自信にもつながります。

  • 【2015年10月掲載】
  • ※ 掲載内容は取材時のものです。