合格者

第6期生1月期生

令和2年度採用試験 神戸市役所特別枠に合格

  • 竹内祐子さん
  • 関西大学政策創造学部卒

合格したいまの気持ちをお聞かせください

2年越しのチャレンジでした。神戸市のホームページで自分の受験番号を見つけたときはやっと終わったという安堵の気持ちで一杯でした。どうしても神戸市で働きたいという思いが実り、ほんとうに諦めないでよかったと思います。これで正規の職員になれると思うと、喜びが込み上げてきます。

なぜ公務員を目指そうと思ったのですか

多くの人の役に立ちたいという思いから、在学中から公務員一本に絞り対策を続けてきました。神戸市を志望したのは採用説明会で出逢った先輩職員がみな自信に満ちあふれ、生き生きと仕事をされている姿を目の当たりにしたから。どうしても神戸市で働きたいと考えるようになりました。

これまでの受験経過を

現役時代は神戸市特別枠が1次の筆記で敗退しました。論文は今西塾で鍛えられたおかげで納得のいくものが書けたものの、一般教養が4割程度しか取れていなかったのが敗因でした。一方、国立大学法人の試験には合格し、近畿のある大学から内定をいただきました。ただ、やはりどうしても神戸市の職員になりたいという思いが強く、悩みに悩んだ末、翌年に再チャレンジする道を選びました。

今回の合格の要因は?

一つは今年6月から神戸市内の区役所で育休代行の臨時職員として働き始めたこと。少しでも現場の仕事を体験しておきたいという思いからです。そこでは市民の方への接し方や電話対応のマナーなどを一つずつ、先輩の仕事を見ながら覚えていきました。現場はとても楽しくやりがいがありましたし、同時に職員の方々がいかに大変な仕事に従事しているかも実感することができました。この充実感が神戸市で働きたいというモチベーションを最後まで支えてくれたと思います。
もう一つは現役時代の敗因になった一般教養対策に力を注いだこと。あれこれ手を出さず、SPI対策の参考書1冊に絞り、ボロボロになるまで徹底的に読み込みました。この結果、今回は自己採点で7割以上は得点できたと思います。論文は現役の時と同様、塾長にみっちり鍛えられたので自信を持って書くことができました。

なぜ今西塾を受講しようと思ったのですか

実は現役時代は大学のリードセンターが主催する公務員対策講座を受講し、そこで今西先生の教養論文の授業も受けていたのです。ただ、論文の授業回数はわずか3回と少なかったため、授業内容に興味を持った先生が主宰している今西塾をぜひ受けてみようと思いました。

受講して良かったことは?

もともと論文には苦手意識があったのですが、今西塾ではオリジナルテキストをもとに録画授業を視聴しながら書き方を一から丁寧に、とてもわかりやすく教えてもらえます。私自身、こんな書き方があったのかと驚きました。書いた論文は何度でも添削してもらえます。何度も書き直しながら合格点の80点を取れるように頑張りました。その努力がいまの力につながっていると思います。
また、エントリーシートも書き方がよくわからなかったのですが、こちらも読んでもらうためのポイントを的確につかむことができました。なにより、自分の体験の〝引き出し〟をより多くつくっておくというアドバイスが大いに役立ちました。
その面接で大いに役立ったのが今西塾で配られる新聞記事です。少子高齢社会や防災・減災などのテーマごとにまとめられており、面接前にこれらの新聞記事を集中的に読み込みました。このおかげで面接でも効果を発揮することができました。

今回の受験を振り返り、公務員を目指す人へのメッセージをお願いします

私自身、この2年間を振り返って思うのは最後まで諦めずに悔いのない選択をしてほしいということです。公務員として働きたいなら妥協せず、いろいろな方法を考えながら努力していくことが大切です。最初のチャレンジでダメでも私のように現場で働きながら経験を積めば、新たな道が開けることだってあるんです。いつかその日が来ることを信じて突き進んでいってほしいと思います。

  • 【2021年3月掲載】
  • ※ 掲載内容は取材時のものです。