合格者

第7期生1月期生

令和2年度採用試験 大阪市役所行政職に合格

  • A・Nさん
  • 立命館大学産業社会学部卒

合格したいまの気持ちをお聞かせください

大阪市のホームページに自分の受験番号があり、間違いがないか何度も何度も確認しました。ほんとうなんだと思うとうれしさがこみあげてきて、泣きそうになりました。大学卒業後、1年間社会人経験をしたうえでの挑戦でしたが、諦めないでほんとうによかったと思います。

なぜ公務員を目指そうと思ったのですか

もともと商店街の整備や図書館、商業施設の建築に携わりたかったので、大学卒業後は建築事務所で働きながら専門学校に通い、行く行くは公務員の採用試験を受けるつもりでした。ところが新型コロナウイルスの影響で故郷の石川県に帰らざるを得なくなり、地元で会社員生活を始めましたが、やはり自分の夢を諦め切れず、公務員を目指すことにしたのです。志望先を大阪市に絞ったのは在学中、大阪市内の空堀商店街の近くに家を借り、大阪のひとたちの庶民的な人柄に惹かれたから。こうした商店街を活性化させ、だれもが安心して暮らせるまちづくりに貢献したいという思いもありました。

まちづくりに興味を持つきっかけは?

大学3年のとき、母の手伝いで地元金沢・東山の町屋をリノベーションし、住民や観光客に愛されるカフェ・バーを出店した経験が原点になっています。おばんざいづくりを地元の主婦に協力してもらい、金沢産の野菜や米を使用することにこだわりました。
店をオープンするにあたって最も困難だったのは、町の自治会の許可や住民の理解を得ること。何度も自治会の方との話し合いを進め、ようやく承認を得ることができました。お店がオープンすると、ゴールデンウィークには店の外まで列が続き、その中には自治会の会長の姿もあり胸が熱くなったのを覚えています。

なぜ今西塾を受講しようと思ったのですか

公務員試験で課せられる教養論文に自信がなかったからです。ただ大手の受験予備校は論文に特化したカリキュラムがなく、どうしようかと悩んでいたとき、知り合いの公務員の方から今西塾のことを教えてもらいました。塾のホームページのガイダンス動画を見てすぐに「これだ」と受講を決めました。とにかく今西先生が解説する内容がわかりやすく、とても親しみを感じました。

受講して良かったことは?

今西塾のオリジナルテキストの内容がとても充実していたことです。まず論文は自分自身の体験を掘り下げる作文型と社会トピックをテーマにした論文型に分かれ、それぞれわかりやすく書き方の手順が示されています。なにより役立ったのは過去の塾生が書いた模範論文が読めたこと。作文型では具体的なエピソードがちりばめられていて、すごく自然に頭に入ってきました。いまは使い込んでよれよれになったこのテキストが私の宝物になりました。
また、一度書いた論文やエントリーシートは徹底的に添削してもらえるのも今西塾の魅力です。私も何度も書き直しにチャレンジしました。そのおかげでふだんの家族とのメールのやりとりでも文章がうまくなったとほめられました。スクーリングでは大阪市内の今西塾に出向き、直接、模擬面接を受けさせていただきました。話す内容だけでなく、相手の目を見て話すことなど面接官がどんなところに着目しているのかがよくわかったのも良かったと思います。悩んで壁にぶちあたったときも毎回、メールで丁寧なアドバイスを今西先生からいただけたので、最後までモチベーションを維持することができました。

今回の受験を振り返り、公務員を目指す人へのメッセージをお願いします

公務員を目指すきっかけはひとそれぞれだと思います。ただ、公務員になって自分は何がしたいのかをどれだけ熱意をもって伝えられるかが最後のカギになると思います。常にこのことを念頭に置き、自分が目指す公務員像を頭に描きながら挑戦してほしいと思います。その思いが届けば、必ず念願のゴールがあると信じて突き進んでください。

  • 【2021年3月掲載】
  • ※ 掲載内容は取材時のものです。